スイスのEU移民国民投票が今日発表される

スイスは日曜日(2020年9月27日)、欧州連合からの移民を制限するかどうかを投票する予定だ。移民制限案は可決されないとみられているが、同案が可決されればスイスとEUの関係に大きなダメージを与えるとの懸念が浮上している。

※結果更新:失敗

「国境閉鎖」の標識。 (TF3000 Pixabayによる画像)

この提案はスイス最大の政党であるポピュリズム右派スイス人民党が支持しているが、最近の世論調査では支持率が低下している。最新の世論調査によると、調査対象者の65%がEUとの協定を破棄し、スイスと周辺EU諸国の間で人の自由な移動を認めなくなることに反対している。

現時点では、この提案が国民投票でスイスの26州の過半数の支持を得る可能性は低いと思われる。しかし、スイス人民党は長年にわたるEUとの対立で過去に何度も予想外の勝利を収めており、スイスと最大の貿易相手国との関係が危機に瀕しているとの懸念が高まっている。

この提案は直接民主的な投票にかけられ、スイスが移民政策を自律的に扱えるようスイス憲法を改正することを求めている。スイス人民党は反移民、反EUの影響力を持っている。同党は、この裕福なアルプスの国が「制御されない過剰な移民」に直面していると警告した。

スイスは EU の加盟国ではありませんが、一連の複雑な二国間協定を通じて EU から切り離すことはできません。スイス人民党の提案が可決されれば、関係当局は1999年にスイスと欧州連合(EU)の間で合意された人の移動の自由協定の破棄を交渉するための1年間の猶予が与えられる。

国民投票により、スイスと欧州連合(EU)の関係は不安定な状態に陥った。 EUは、スイスによる入国制限はスイスとEU間の一連の合意を危険にさらすことになると述べた。

スイス政府は、EU近隣諸国を永続的に疎外することなくスイスの投票を尊重する方法を見つけるために長年苦労してきた。 (コンテンツ提供元:VOA中国語)

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