日本が近視を治療できるメガネを開発

窪田製作所(東京)は、特殊な光が目に刺激を与えて視力を改善する近視治療用眼鏡装置を開発し、試作機で効果を検証した。

クボタの近視治療用スマートグラス(出典:株式会社クボタ製作所

クボタ製作所の米国子会社クボタビジョンは、眼軸長(角膜から網膜までの長さ)を短縮する特殊な光を開発し、この技術を利用して近視の予防や治療が可能なウェアラブルデバイスの開発を進めている。

ほとんどの近視は、目の焦点が網膜の前にあるため、眼軸の長さが伸びることによって引き起こされます。眼軸長は年齢とともに増加したり成長が停止したりしますが、これらの最新の発明によりそれを逆転させることができます。

近視を治療できるクボタのスマートグラス(出典:株式会社クボタ製作所Webサイト)

クボタビジョンカンパニーの実験被験者は、21歳から32歳までの人種の異なる12人の男女の近視患者でした。活性光線で刺激すると、眼軸の長さが縮むことが分かりました。これは世界でも前例のないことであり、詳細なデータは論文として発表される予定です。

しかし、当初の大型卓上装置は患者への負担が大きく、1回の治療に数時間を要しました。そこで、日常生活で簡単に視力を矯正できる環境を作り出すために、メガネやコンタクトレンズに活性刺激光技術を組み合わせた結果、「Kubuda Glasses」と呼ばれるスマートグラスが誕生し、1年以内に実用化される可能性があるとのことです。トライアルとプロトタイプ。クボタはスマートコンタクトレンズの開発も検討している。

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